開発初期書体のストローク形状の確認とフィードバック。形状より偏の骨格を変えたほうが効果が高そう。このあたりは書体の歴史性に対する感覚が求められるところ。しっくりくるまで形を探ってもらう。

東京梅雨明け36度超。よく冷やしたアイスコーヒーが美味い。文字授業の採点。数が多いので小分けにして進める。

昼から飯田橋へ。印刷博物館「ヴァチカン教皇図書館展」を観る。武蔵美の白井ゼミ生に混じって学芸企画室の中西室長から展示内容について事前に説明を受ける。貴重なエピソードの数々に聴き入る。なかでも私は人文主義者にまつわる話が響いた。ルネッサンス時代の人文主義者は当時200-300人ほどで、その多くはパトロンの代筆者でもあったことから彼らの蔵書室に自由に出入りし、旅する書物ハンターとしてみずからも蔵書家となり、重要な本を印刷・刊行した古典の真の発見者であったと。

きのうの雨で暑熱が引いて久しぶりに熟睡。寝起きにスイカ、朝食はフレンチトーストとアイスコーヒー。文字授業のレポートの採点をおこなう。観察力・思考力・言語力の重要性を強調し続けた結果、質量ともに向上の兆しが見られる。

曇りときどき強い雨。和欧の全角と半角の黒みバランスを確認してフィードバック。前の段階で示した指針に基づいて判断をおこなう。最終工程ということもあり、判断の軸をぶらさないことが肝要。

夕方表参道へ。ミームデザイン学校の卒業生を対象にした公開対談。味岡伸太郎さんの桁外れの創作意欲にたじろぐ。

午後から多摩美で文字の講義。先週授業の演習から秀作をピックアップして作者の説明を聞く。今日の授業は錯視の話題を中心に進める。授業終了後に4年生から卒制の相談あり。可能な範囲でアドバイスを送る。

5時半起床。9時から武蔵美で前期最後の授業。活版担当の先生に実習を見て頂いているかたわら課題の進捗確認と助言をおこなう。学食で院生と昼食。修了制作の相談に乗る。オフィスに戻って連絡やり取りなど。

筆画のデザインについて検討をおこなう。上下ストロークの長さとハネの長さによって形状を変化させる指針を示す。歴史的な背景と個人的な感覚をすり合わせ、新規性がありながらも自然に見えるストローク形状を探る。

体重が55キロを割った。今年はいちど58キロまで体重が戻り、その後57キロ前後で推移していたものの、本格的な夏がはじまる前にまた痩せてきた。ジンギスカンを食べて栄養を補っておく。

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