大量のメモ書きと書体スケッチ。やわらかに調子よく頭と手が働いてくれる。肌寒いほどの日曜日。夕食は自宅で揚げたてメンチカツ。ビールは自粛。

会社の使命と展望を明快にするための草案づくり。ビジョナリーカンパニーやドラッカーの著作を読み返してみたが、ユニークな会社を立ち上げ、
立派な企業に育て上げた創業者の言葉のほうが今は真っすぐ胸に届く。

午後から広報に関する打ち合わせ。ことばの選び方やメッセージの発し方、学ぶべきことがたくさんある。

顧問税理士さんから決算前の説明を受ける。計画外の幸運に頼らず、計画を実行したうえで満足のいく結果を出すことが来期の課題。開拓者精神を忘れずに。

えびワンタン入りチキンラーメンを食べながら、書体の役割とタイププロジェクトの使命について書いた文章を校正する。より正確に依頼主の意図を汲みとって、大幅に書き改めた。十年前には漠然としていた考えが、こういう機会を経るごとに、次第に明らかになってきている。広報のプロに添削してもらったことで、ポジティブな面が強調され、文意もより明快になった。

二ヶ月ぶりに玉川上水の緑道を歩く。早足で15分歩いただけで息が上がるほど体力が落ちていた。視覚デザイン学科の研究室でソーセージパンをほおばってエネルギーを補給する。武蔵美後期授業の初日は、事前準備と真面目な学生たちのおかげで幸先良いスタートを切ることができた。14時まえに仕事場にもどり、序盤にあったプロジェクトを明確に一歩前進させる。

序盤が続いているプロジェクトと、中盤に入ったプロジェクトと、終盤にあるプロジェクト、それぞれの現状と見通しを確認する。全体のボルテージが上がってきているだけに、ボトルネックが生じないよう気をつけたい。半日漢字制作。

明後日から始まる武蔵美の後期授業の準備。漢字制作を半日、自宅でテキストの加筆修正をおこなう。夏休みはなくても宿題はある。たいしたボリュームではないけれど。

タイププロジェクトの存在意義について語った草稿をじっくり読み直す。心底そう思えるか、実際そのように動いてきたか、自分自身に問いかける。容赦ない振り返りは、将来のありようをも炙り出す。

17時に漢字制作を切り上げて、東京ミッドタウンのデザインハブへ向かう。武蔵美の全体会議に出席。タイププロジェクトの仕事を紹介する機会を与えられていたので、AXIS Fontと金シャチフォントとTP明朝に関する概要説明をおこなった。異分野の先生に向けて作ったPDFがクリーンヒットしたようで、協業のお誘いをいただけたのは望外の出来事である。

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