自家製たこ焼きを食べてから清澄白河へ。目的はおしゃれスポットではなく、深川江戸資料館の『江戸文字展』を観るため。応用できる可能性は低いが、行き詰まっていた書体の問題を解決するヒントをひとつ見つけた。
蜜を吸う青スジ揚羽をぞんぶんに眺めたあとレタースペースに入る。きのうやり残した書類の整理。処分できたのは二割ていどだが、あらかた選別できたので気分はすっきり。今後の反省材料として用意してもらった、フィットフォントの記者発表とトークイベントの記録映像をひとりオフィスで視聴する。
次の課題を明らかにして、作業の優先順位と所用日数に関する情報をデザイナーとエンジニアで共有する。崩落しそうな書類の山を整理しはじめたが、終わる気配がないので週末に作業を持ち越すことにし、今後の展望を考えるための材料になりそうな書類を持ち帰る。ランダムな選択のなかから、複数の主題を響き合わせ、新たな可能性につながる関連性と発展性を探ってみたい。
治療をしているあいだに別のところに異常が見つかって、じわじわと治療期間が伸びるという予想どおりの展開である。きょうの麻酔は抜群に効いたようで、唇と鼻の左側の感覚がない。三時になってようやく昼食にありつく。
先日藤本壮介さんの講演会に行ってきた。500席あるイイノホールは満員で、この建築家に対する注目度の高さが伺える。伝わりやすさと謎めいた部分が同居する建築の魅力について語る藤本さんのことばの豊かさに聞き入った。「当たり前のことを新たに一歩押し進めて再定義できたときが建築家にとってもっともエキサイティング」という締めのひと言に共感を覚える。
先週から4年生がもうひとり加わって、担当する1年生のクラス27人と参加を申し出た4年生3人の、合わせて30名で授業を進めることになった。さらにまた今日になって突然、中国から研究員として武蔵美に来ている先生が、何週間か見学で参加することになり、もはや机と椅子が足りない状態である。こういう流れは嫌いじゃないけど、すこし早めにお知らせ願いたい。
次期書体の初回プレゼンは好感触。おもしろい展開になりそう。時間をかけて育てていきたいプロジェクトだ。帰りに寄ったTDC展は、ギャラリーツアーにかち合ってしまい、一階の展示は半分くらいしか観れなかった。そのあと日本橋まで足を伸ばし、街なかを散策する。会社に戻ってもろもろ打ち合わせ。
近所のコメダ珈琲で弟とモーニング。小倉を追加してトーストをほおばる。そういえば、先日愛知芸大の学生たちと話をしていておどろいたのは、私が学生のころ使っていた名古屋弁の多くがすでに失われていたことだ。この調子でいくと、二十年後には名古屋弁のかなりの部分が過去のものになっている可能性が高い。じわじわと東京に進出しているコメダに、ネイティブな名古屋弁をセットにして振るまって頂きたいところである。
体調を鑑みて昨晩も酒を自粛したのだが、喉から出血があってひやりとする。打ち合わせの予定を変更して、鶴舞と上前津で都市フォント関係の資料を渉猟したあと実家に戻る。
朝ひと仕事してから名古屋へ。トヨタ博物館の食堂で愛知芸大の先生たちと昼食。午後から愛知芸大3年生と中国の研究生を対象に、じっくり時間をかけてレクチャーを行なう。続けて書体課題の中間チェックを二時間ほど。17時半ごろ授業を終えて、プロダクト専攻の学生および先生たちと夕食。