効力感を得られる仕事と無力感にさいなまれる仕事のギャップがはなはだしい。これまでもっとも苦手にしていたこと、たとえばプレゼンテーションなど人前で話すことは、生きるため稼ぐためというシンプルな目的をまえに、あるときから回避不可能と悟り、入念に準備を行ない場数をこなすことによってどうにかアガっていることを気づかれないていどにはできるようになった(と思いたい)。20代から30代の前半までは、声がふるえるのはもちろんのこと、足はガクガク汗はだらだら、卒倒寸前のありさまだったのだから。
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活力源となる本は目の届く範囲に
朝と昼に本の片付け。使用頻度の高い本は手の届く範囲に置き、活力源となる本は目の届く範囲に置く。一冊の本がときに杖となりおにぎりとなって、書体制作を乗りきる伴侶となる。ひとり部屋にこもってAXIS Fontを作っていたとき、いつも私の背後にあって精神的な支柱になっていたのは『字統』だった。瞬間的な称賛や批判に一喜一憂したり、一時的な毀誉褒貶に惑わされていては書体の完成と普及はおぼつかない。自分のなかに芽生えた芯は、時間をかければかけるほど強くしなやかに成長する。
レディング大学の学生さんの訪問があり
レタースペースの二階に追加した書棚に、日本文化と文字関連の大型本を収納した。重量級の本だけに、一階と二階を十数往復したあとは軽い筋肉痛。これで四月から新しいスタッフを迎え入れる空間は確保できた。午後からレディング大学の学生さんの訪問があり、作品を見る。主にコンセプトや指針に関するアドバイスをおくっておいた。
途中停車駅が多くては、次世代新幹線といえども能力を発揮することは
細切れ時間を寄せ集めての漢字制作はみごとに作業効率が落ちる。制作開始からエンジンがかかるまでにはあるていどの時間が必要で、そこからすみやかにトップスピードに乗せて、あとはどれくらい集中力を維持できるかで制作期間は大きく変わる。途中停車駅が多くては、次世代新幹線といえども性能を発揮することはできない。
小塚さんと同じ演壇で話をするのは今回が初めて
漢字をすこし作ってから青山ブックセンターへ。雪朱里さんの司会進行で「ぼくたちのつくった書体の話」タイプデザイナー・トーク。小塚さんと同じ演壇で話をするのは今回が初めて。なつかしい顔ぶれを前にいろいろなことを思い出しかみしめた二時間だった。
タイプキャッシュ弓場さんの結婚式に参列
昼からレタースペースで仕事。礼服を着て漢字をつくる。夕方にはネクタイを締めて恵比寿のウエスティンへ。礼服の下は半袖白シャツ、その下に黒の長袖ヒートテックという出で立ちで、タイプキャッシュ弓場さんの結婚式に参列し讃美歌を歌う。中村勇吾さんのユーモアあふれるスピーチとスライドで幕を開けた披露宴は、最後まで実にユニークな内容で、すっかり楽しませて頂いた。ガーナ出身のパーカッショニストである弓場さんの義兄と弓場さんのお姉さんが弾くピアノのセッションは圧巻だった。弓場さん、めぐみさん、末永くお幸せに。
きのう卒業式を終えた息子のお祝いに手羽先とビールで乾杯
社内プレゼン用につくった「デジタル世代の明朝体」という資料を元に、タイプデザイナートークで使用するPDFの仕上げにかかる。きのう卒業式を終えた息子のお祝いに手羽先とビールで乾杯。
大森駅で雪さん涼子さんと待ち合わせ
大森駅で雪さん涼子さんと待ち合わせ、三人で小塚さんのお宅に伺ってトークイベントの打ち合わせ。二時間くらいのつもりがけっきょくピザまで頂いて、打ち合わせというよりイベントの前哨戦みたいな臨場感。23日のタイプデザイナー・トーク 「ぼくたちのつくった書体の話」お楽しみに!
「なぜいま新たな明朝体が必要なのか」という大上段に構えたタイトル
書棚やサーバやハンガーラックなどが次々届き、玄関が倉庫状態に。午前中は漢字制作、午後からタイプデザイナートークのプレゼン資料づくり。「なぜいま新たな明朝体が必要なのか」という大上段に構えたタイトルをつけてみた。主催者から頂いているテーマ「横組みのタイプフェイスデザイン」につながる流れを考える。
一時間あたりの制作文字数が15%減少したとしても、修正ループを経て
一巡目の制作からていねいに漢字をつくっておくことで、修正をかける回数をへらす目論み。一時間あたりの制作文字数が15%減少したとしても、修正ループを経て書体が完成するまでの期間が20%短くなれば意味ある試み。的確さと手際の良さは、和文書体デザイナーがつねに磨くべき技能のひとつである。