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TM誌のエミール・ルーダー、ハーパーズ バザーのブロドヴィッチ

スイスタイポグラフィ30年:TM誌 1960-90』とアレクセイ・ブロドヴィッチの本が届いたので、ざっと目を通す。今回は図版の資料性よりも、内容を重視して購入を決めた。TM誌のエミール・ルーダー、ハーパーズ バザーのブロドヴィッチ、いずれも同時代および後世のデザイナーに与えた影響は計り知れない。写真と活字のレイアウトにおける圧倒的なクオリティは、自ら築いたシステムやフォーマットを揺さぶる、不断の実践と実験精神によって鍛え上げた独自のスタイルに支えられていた。アルゴリズムで到達できない領域を考えるべき時代に入った今、次のタイポグラフィはどこで生まれるのだろう。

ドゥルーズの『ベルグソンの哲学』をちびちびと。からだが動かないので観念する。

三日前から腰の痛みがひかず、一年ぶりに近所の鍼灸院へ。鍼と電気刺激と整体の三点セットで治療をしてもらう。直後は快調。そのあと調子に乗って漢字をつくっているうちに再び痛みにおそわれ、さすがに自宅へ戻って横になる。ドゥルーズの『ベルグソンの哲学』をちびちびと。からだが動かないので観念する。

急がば回れとはこのことで、実はこれがいちばん合理的

新人にはていねいに見る習慣をつけさせて、しつこく修正の指示を出す。それでも字姿が定まらないときは、各漢字の要点を手で書いて示し、できるかぎり自分で直させる。ニュアンスの部分で、どうしても雰囲気がしっくりこない場合のみ、本人の目の前で修正を行なう。急がば回れとはこのことで、実はこれがいちばん合理的。私もそうやって教わった。10代のデッサンも、20代のタイプデザインも

学生の作品を見直し、短いコメントを書いて送る

明けがた目が覚めて、武蔵美に送らなければいけないテキストがあったことを思い出し、冷やりとした。締め切りは明日まで。学生の作品を見直し、短いコメントを書いて送る。学内展示が楽しみだ。遅い昼をとって、午後から書体制作とデザインチェック。

フォントの仕様を決めるにあたって、組版エンジンの不可解な動きに

フォントの仕様を決めるにあたって、組版エンジンの不可解な動きに翻弄されている。アプリ側がおかしな解釈をしているのはあきらかなのだが、過去のデータとの互換性を考えると、その解釈が訂正される可能性は低そうだ。デジタルフォントと組版アプリにまつわる歴史的な負の遺産の根は深い。

『情熱大陸』を観ていると、作り手としてもっとも刺激を受けるのは、料理人

『情熱大陸』を観ていると、作り手としてもっとも刺激を受けるのは、料理人である場合が多い。食という人間の本性にかかわる職業だけに、生半可な取り組みではお客さんを喜ばせることはできない。まっすぐな好奇心、ひたむきな探究心、むきだしの闘争心など、自分の及ばなさ加減を知る格好の対象でもある。

『バイオフィリア』のめくるめく生態系のなかに、テクノロジーの居場所を

『テクニウム』を読み終えて、午後から書体制作。テクノロジーと人は、さらに共生の度合いを深めていくのはまちがいないが、人間以外の生き物にとっては迷惑な話だろう。平行して読みはじめた『バイオフィリア』のめくるめく生態系のなかに、テクノロジーの居場所を見つけるのはむずかしい。人間と共存しつつ、さらには自律的な振るまいを目指す機械に、多様な生物との共生は可能だろうか。人のからだはたやすく土に還っても、からだに埋め込まれたチップは食べ残されそうだ。微生物に好まれる素材を選ぶか、分解するナノテクを駆使するか。その気にさえなればハードルは高くない。「自律」の意味はそこにある。自然からの要請はないだろうから。