実家の本棚整理。資料性の低い書籍と雑誌を処分の対象とする。弟と手みやげを買って、若いころお世話になった亀島美術研究所の山田先生のご自宅にお邪魔した。山田先生、本当にお変わりなく。YAGを設立されてもう50年になるのですね。ここでみっちり鍛えて頂いた観察力と描写力が、30年を経た今も私の書体づくりの礎になっています。

名古屋滞在四日目。Web会社の方々と昼食をとりながら情報交換。店の奥のパーティルームに名古屋城キャンドルが飾ってあった。そのあと伏見のデザインスタジオに移動し、重要なテーマに関する意見交換を行なう。夜は名古屋を愛する仕事人たちと栄の「金時」で夕食。白熱、充実した一日だった。

名古屋で用事を済ませてから岐阜に移動。地元の作り手さんたちと飲む。内臓系の焼き鳥と赤ワイン。

『へうげもの』20巻を読み終え、眼前には40巻を越える『キングダム』の山。睡眠不足必至の布陣である。

奈良で撮った写真で構成した書体の講義と課題の中間チェック。例年より人数は少なめだが、積極性が高いので自然とこちらの話にも熱が入る。直樹の新居で食事会。心尽くしの料理が次々と卓に並ぶ。

愛知芸大のレクチャー内容が専門的すぎるというフィードバックをもらったので、歴史軸を中心にした書体解説ではなく、空間軸、すなわち場所と文字の関係を、今まで撮りためた旅先の写真を見せながらカジュアルに話してみようと思う。学生の皆さん、脱線や失敗も含め、明日の講義楽しみにしてて下さい。

漢字制作を終日。集中しきってノルマの1.5倍が精一杯。ワークフローのさらなる改善とツールの飛躍に期待したい。身体的な感覚と構造原理を活かした制作手法が取れれば、現状の縛りから解放されるはず。制約が新たなデザインを生むという言説は一部認めるけれど、本質を封じ込める制約はなんとしてでも取り除くべきである。

いつもより早めに武蔵美に行き、コンピュータルームの設定を確認する。授業は書体制作課題の初日。学生のとまどいをあの手この手で個別にほぐしていく。授業後コンピュータルームに戻り、今度はヘルプデスクの先生の助けを借りてアプリが問題なく使用できるよう準備する。

終日漢字制作。面壁達磨のごとし。高い品質を保ちつつノルマより多めに作るにはこれくらい集中しないときびしい。

試作書体のスケッチをしながらファミリーの構想を練る。設計方針は徐々にかたまってきた。いつ開始するか、どこから着手するかが問題だ。昼は天ぷらそば、おやつに青柳ういろう。

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