快晴。布団うらおもてたっぷり干す。夕食はタコライス。ヘルシー&おいしい。

実家の押入れに長いあいだ眠っていた思い出の品々を整理する。幼少期から青年期にかけて描いた大量のスケッチや作品のなかから要るものだけ残し、あとはすべて処分することにした。なつかしさとほろにがさで胸がいっぱい。

   ひとはけの雲かろやかに秋の富士    茶門

6時半に起床、8時半すぎ愛知芸大に到着。9時から詩歌ひらがな課題の中間チェック。1年生35人をひとりずつ見て回り、具体的なアドバイスをおくる。ほとんどの学生が、自分で選んだ歌のニュアンスを的確に捉えていた。

完成が近づいている欧文のレビューをおこなう。引き合いの多そうなデザインなので、もういちだん完成度を上げて、安心していろいろなところで使ってもらいたい。試作仮名の資料を作成し、最新ファイルを関係各位と共有する。

各プロジェクトの進捗報告に目を通し、コメントを書いてフィードバック。細かな点は口頭でやりとりをおこなう。午後から仮名のブラッシュアップ。制作に集中するのは二週間ぶりだが、感覚はすぐに戻った。

武蔵美今期の授業はついに最終日。学生たちは本当によくがんばった。この課題がいくらかでも将来の糧になることを心から願う。

大学時代の恩師の訃報に接す。三日前におこなった講義は、学生時代にその先生から教わった主題を初めて取り扱った内容だった。今ならもう少し気の利いた質問をできるかもしれないのに。

   月皓々なみなみと酒つぎたまへ

   いつまでも桔梗のまへを去りがたし    茶門

書体スケッチや思索メモなど。サミットで食材の買い出し。夕食は牡蠣と鱈の味噌鍋。食前に軽くチーズと白ワイン。

名古屋から自宅へ帰る途中、上野の国立博物館に立ち寄る。本館の特別展「書と紙」と常設展「日本美術の流れ」をじっくり味わう。お目当ての「継色紙」だけでなく、おとついの講義で強く推した「秋萩帖」と「夏秋草図屏風」を観ることができたのは幸運だった。

   平らかなやまとのうみに秋の雨    茶門

昨晩実家に泊まって今朝は6時起き。9時から愛知芸大で講義をおこない、そのあと課題制作について個別にアドバイス。授業後は先生たちと意見交換など。浪人時代にお世話になった美術研究所に立ち寄る。

<< BACKNEXT >>