オフィスに人が戻りはじめたかなと思うと、また東京の感染者数が増えてリモート勤務を選ぶスタッフが多くなる。それでも私以外に誰か一人は出社していて、これが日々の緊張感を保つ効果をもたらしているような気がする。
漢字と仮名の黒みバランスについて相談あり。比較検討した結果、仮名と欧文をもう少し太くする方向で進めることに。漢字熟語シートの赤入れ、ひらがなの試作。夕方から武蔵美で展示課題の講評会。
月曜定例ミーティング。半角片仮名のデザイン確認とフィードバック、ひらがなの試作、新書体の組み見本の確認など。
雨が降り出すまえに実家を出て東京に戻る。駆け足ぎみの名古屋滞在だったが、たくさんの人から精神エネルギーを注入してもらえたことが何よりありがたい。
大学の後輩と藤が丘で待ち合わせ、珈琲を一杯飲んでから愛知芸大へ。公開講座「デザインは手からはじまる〜磯田尚男の薫陶」を聴講。OBが語る在りし日の恩師の姿に胸がいっぱいになる。そのあと学内で友人たちとお茶を飲み、栄のサテライトギャラリー に移動。磯田先生の追悼展を観る。気迫のこもった描線に思わず背すじが伸びる。
きょうは久しぶりに休みをもらって岐阜と名古屋へ。犬山駅から城下町を抜けて犬山城の天守閣に登る。眼下には木曽川、絶景。
検討が必要な事案が各方面から入ってくる。今日中にやっておきたい仕事があるため、事案に近いスタッフにできるだけ捌いてもらう。先行していた仮名と最新の漢字データを合わせた組み見本を見て、全体のバランスを確認。表示・出力ともに良好で安心した。
集中モードで平仮名の試作。今週中には難しいと思っていたところまで明日いけそうな感じ。漢字制作に必要なのが馬力と長距離を安定して走る性能とすれば、平仮名は加速とコーナーリングといったところか。
話すべきことを咀嚼して要約メモをつくる。もしものときのためにPDFもつくっておく。開発中書体のファミリー展開について担当デザイナーと相談。18時から某誌のオンライン座談会。
定例ミーティングのあと過去プロジェクトの復習。鍵になる言葉を拾い、各事例の要点を把握する。午後マネージャーからその要約版が届く。半角ひらがなの赤入れとフィードバック、図版のデザイン確認。