東京は一日ずっと涼しく最高気温で27度ほど。オホーツク海高気圧が吹き込んだことが原因らしくしばらく30-33度が続くもよう。理由はなんにせよしっかり眠れそうで助かる。

過去の学生作品を振り返りつつ参作を選ぶ。複数の美大で25年にわたり授業をおこなって理解したことは、長くやっているから成果が出るわけではないという事実。それでも学生にメッセージを届けるには全力でやるしかない。

昼を早めに済ませて表参道へ。ミームデザイン学校の授業2回目。今年は欠席者がほとんどおらず、青山ブックセンターの教室はほぼ満席。受講生にアイデアスケッチを順に発表してもらって、色部さんと二人で助言をおこなう。

エアコンの設定を27.5度にしても室温計はずっと29度のまま。参考作品の選出と画像調整をおこなう。数が多いのでけっこうたいへん。

漢字ストロークのデザイン確認とフィードバック。「左ハライの先端をやや鋭く」など、微細だが書体全体の性状にかかわる部分に指示を入れる。漢字のシルエットが見えてきたのでいちど試作かなと組んでもらって線質やサイズ感などを見て漢字とかなの相性を確認する。

用あって学生がつくった歴代のフォントを見直している。思った以上に秀作が多くて選定に難渋しそうだ。あらためて感じるのは、センスと勢いでやりきった文字のライブ感と生命力は圧倒的ということ。

いくつかの漢字について修正をおこなうかどうか相談を受ける。カウンターのつぶれエラーを回避できていれば、その漢字の自然な見えかたを重視したほうが良い。共通コンポーネントの統一性に気を取られると、不自然なバランスで統一されて見逃してしまうことがある。「基準」は良い書体を作るために用いるもの。書体づくりの足かせになってはいけない。

昨夜は涼しく熟睡。たまにこういう日があるだけでも助かる。月曜朝の定例ミーティング。出社組は4人。開発中漢字のデザイン確認とフィードバック。別のプロジェクトで仮名のテストを開始。担当デザイナーに簡単な指針だけ伝えておく。

7時半起床。コーヒーを淹れつつピザトーストを作る。夜中28度あたり日中33度あたりなら生きていける。文字授業のレポートの採点。昼は具だくさん冷麦、夕食はぜいたく海鮮丼。

ミームデザイン学校の初回授業。今回はレクチャーの内容を大幅に変えてみた。仕事紹介のスライドを半分に減らして、身体と道具の絡み合いを軸に、描線の発生から文字の創生、さらに書体の発展へと至る背景をダイジェストで解説。色部さんのレクチャーが終わったあと文字デザインのワークショップをおこなう。今年は素材感やマチエールに富んだ作品が多くて面白かった。授業後、受講生の皆さんと居酒屋で軽く一杯。