体の疲れがほどよいためかぐっすり眠れる。午後から多摩美で文字の授業。60人の学生を相手にマイクなしで3時間。肉声初回の夜はうがいをしたとき血が混じったが、もうそんなことはない。言葉がきちんと届くのであれば続けるつもり。

武蔵美1年生の活版実習。基本的には工房担当の先生にお任せして、私は作業の合間をみて課題制作の進捗確認とアドバイスをおこなう。どの学生も徐々によくなってきているので、せかさずじっくり取り組むよう伝える。会社に戻ってプレゼン原稿の読み合わせなど。とくに問題なくいけそうな感じ。

熟睡して頭すっきり。雨がち曇りがちの先週から一転、きょうは気持ちのいい青空。出社したデザイナーと書体に関する雑談。目的意識とそれを実現するために必要な強い意志を大事にしようという話など。

頼まれごとのすくない生きかたをしてきた私でも、さすがにこの年になると断りにくい相談が増えてきた。この状況をポジティブに捉えられるようになったのも年のせいだろう。役に立つのであればという気持ちが強くなったのはたしか。

6時起床。昨日よりさらに寒い。長袖を二枚重ねで武蔵美へ。学生の中間発表とレクチャーを一本。授業に特別参加した視デの卒業生から研究テーマについて相談を受ける。

夜半から朝にかけての雨でかなり気温が下がる。オンラインで某案件について2度目のミーティング。先方からすこし意外な提案あり。在宅勤務中のデザイナーと打ち合わせ。メトリクス設定の基本スタンスを説明したうえで、今回の書体の性質からすると例外として考えてもいいのではと伝える。

講演会のプレゼン資料を確認してフィードバック。内容は文句なし、使用フォントについて少しアドバイスしただけ。和文プロポーショナルメトリクスの確認とフィードバック。ペアカーニングを入れる前の段階としてはこれでいけそう。担当デザイナーと今後の作業方針について意見を交わす。

午後から多摩美で2年生の必修授業。12回シリーズの文字講義で内容的に難易度がいちばん高い回。肉声でメリハリをつけてレクチャーを進める。夕方から学生と食事会。昨年クラスの年長学生と隣の駅まで食料を買い出しに行き、その学生の下宿に7人の学生が集まった。自分の学生時代もよくこうやって集まったなあと思い出しつつ、ただただ愉快な時間を過ごさせてもらった。

午前中は武蔵美で一年生の授業。今年は良い流れで課題制作が進んでいる。学生も確かな手ごたえを感じているようだ。クラス全体がとくに意識するでもなく自然にモーティベーションや集中力を高め合っている。これは理想的なありかた。
会社に戻ってマネージャーおよびアシスタントと対面で打ち合わせ。組織づくりに関する相談。今の良い流れを保ちながら新しい流れを生み出すための方策を練る。一つ一つ、一人一人、一歩一歩。

ストローク形状のデザイン確認とフィードバック。それぞれの筆画に書体の特徴をどう反映させるか。この筆画については中庸を取るのがよさそう。特徴を出したい筆画以外は表情を抑えたほうがうまくいく場合が多い。