コーヒーを淹れながらリンゴをほおばる。朝食はトマトの玉子のサンドイッチ。終日雨。買い込んであった課題図書を読み進める。

3時半に目が覚めてメモ書き。そのあとあまり眠れず。連絡をもらって気づいたのは、先日、大事な会議があったこと。それが意識の下で働いていたのかもしれない。

制作が難航している書体の開発メンバーと顔を合わせて打ち合わせ。テスト資料を元に将来展望と実現可能性を考えながら意見を交わす。理想を求めつつも欲張りすぎず、複数の要素を考慮しながらも複雑な状況にならないよう落としどころを探る。

ひさしぶりに晴れ間がのぞき、はやくも金木犀が匂いはじめる。漢字ストロークのデザイン確認とフィードバック。強弱、緩急、力点の位置など、スケッチを交えながら単調な線にならないよう注意を促す。フトコロに対する配慮は書体全体を通して持ち続けること。縦画が混む文字は左右に広がりがちなのでとくに引き締めを意識する必要がある。

終日雨で気温低し。昼から多摩美の授業で上野毛へ。きょうは書体デザインの話をたっぷりと。レクチャーのあと最終課題のアイデアを順に発表してもらう。夕食はカツ丼弁当。

小雨。武蔵美の授業で鷹の台へ。前向きな気持ちを維持したまま来週の講評会に臨めそうな学生がほとんどなのは素晴らしい。難易度の高い課題に根気づよく取り組んだ姿勢にまずは拍手を送りたい。それを続けることで成長の土台はできていく。

午後から顔合わせのミーティング。今回は試しに外で場所を借りてみた。椅子の数が少ないので10人以上が集まる会には使えなさそう。

武蔵美の卒業生3人と車で乗り合わせて「さきたま史跡の博物館」へ。稲荷山古墳から出土した鉄剣の実物を間近で見る。鉄剣は思ったより小さくて60センチほど、文字も1文字あたり1センチていど。雄略天皇の存在と制作年(471年)の推定が可能な文字列が象嵌されている。二子山古墳、将軍山古墳、稲荷山古墳を見て回り、帰りにイタリア料理店に立ち寄って夕食会。

昼から青山ブックセンターへ。ミームデザイン学校「素材から作るデザイン」の講評会。受講生が発表内容をしっかりまとめてくれていたおかげできびきびと講評が進んだ。色部賞と鈴木賞それぞれ4名ずつ選んで賞品を授与し、近くの中華料理店で打ち上げ。

おとついかなり蒸し暑く昨日今日とかなり肌寒い。体調管理がたいへんだ。午後から出社したデザイナーと懸案書体の開発プランについて意見交換をおこなう。いろいろテストしてもらったおかげで間違った選択をしなくて済みそう。