梁悦さんが送ってくれた『説文解字』関連本を郵便局の荷物預かり窓口で受けとる。タイミングといいチョイスといい、お兄さんからクリスマスプレゼントを贈ってもらったような気分である。胃の調子が悪いので、今日の昼は温かいそうめんとキノコのカップスープで済ませる。終日漢字のデザイン修正。
朝一で試作フォントのテストシートを大量にプリントアウトし、順々に赤を入れていく。安定のおいしさサッポロ一番塩ラーメン、を食べながらデザインチェック。午後もひたすら文字のばらつきをなくすための赤入れ。
午前中に漢字制作を終えて、午後から未整理資料のファイリング。片付けた資料群に関するもやもやが晴れてすっきり。まだもやもやしているのは、今年大いなる興奮をもたらしてくれたマッドマックスとラグビーワールドカップである。存分に語り合う相手を見つけられなかったのが残念でならない。いよいよ肉体の時代が来ましたねくらいのことは言いたかった。肉ブームではあったようだけど。
私が文字を磨いているのか、私が文字に磨かれているのか。私が文字を見ているのか、私が文字に見られているのか。いずれにしても、文字にまみれて文字にもまれた一年だった。
いちねんを文字にまみれて師走かな 茶門
今年はプレゼンの機会が多くてその準備に時間を費やしたが、漢字もたくさんつくった。こんなにつくったのはいつ以来だろう。あと二三日で明確な区切りをつけ、次の段階に移行する。一日ひきこもって漢字制作。
三木成夫の『内臓とこころ』と『胎児の世界』、川上量生『コンテンツの秘密』を読む。三木は「おもかげ/形象」をめぐって生命進化の本質に迫り、川上は「らしさ/パターン」をてこにコンテンツとは何かを定義してみせた。両著者ともに、芸術様式の変遷(アルカイック/クラシック/マニエリスム/バロック/ロココ)に言及していたのは偶然とはいえ興味深い。
隈研吾『小さな建築』を一気読み。型の利点について考えていたところだったので、最小単位から建築を考えるという本書の主題は入りやすかった。続いて藤本壮介の『建築が生まれるとき』を読む。『小さな建築』と問題意識やキーワードがけっこう重なっているのだが、文化を拠りどころにしている隈研吾に対し、藤本壮介は未分化(原初)の状態を好んでイメージの出発点にしているところが明確に異なる。
つめたい木枯しかと思いきや、暖かいくらいの外気におどろく。昼にチーズハンバーグを食べて燃料を補填。終日漢字制作。
年内に切りのよいところまで終わらせるべく、新人と私とで制作するパートを案分しなおす。国分寺で武蔵美関係の食事会。
ママさん連合の集会シーズンが終了し、鳥よしの混雑ぶりが解消されてほっとしている。今日はふだん手に取らない新聞を読みながら本日の定食「きのこのせハンバーグ」を食べることができて良かった。ほどなくシーズン2(昼の忘年会)が始まるので油断は禁物なのだが。