朝、若手デザイナーと修正の方針と残り作業量の確認をして終日文字磨きに徹する。ぶれなく迷いなく曇りなく。

週末に疲れが出て体調を崩し、土日おとなしくして体調がリセットされるというパターン。もともと弱い胃腸や喉に不調が表れやすいため、悪化させないよう早めに漢方を飲めばたいていは快方に向かう。

漢字の修正基準をさらに一段上げて、追加の赤入れをおこなう。数がそうとう増えてしまったが、これをすべてブラッシュアップすれば、かなり納得度の高い状態にもっていけるだろう。昼は自宅で手づくり肉まん。

ふだんから濃いめの味つけの鳥よしだが、きょうのつくねハンバーグは歴代3位に入るくらいのしょっぱさだった。お茶をがぶ飲みして胃の中で薄めるしかないな。終日漢字のブラッシュアップ。今週だけで0.5%くらい書体の品質を上げられたような気がする。これは大きい。

きょうもじっくり文字を磨く。料理もそうだと思うが、お客さんに出すお皿に盛ってはじめて気づくことがある。重要な文字はそれに類するシミュレーションをおこなって、自分の目でたっぷり味わう。苦心と愉悦。

きょうは早朝から漢字のブラッシュアップ。使用頻度の高い文字をみっちり磨くことができて気分がいい。ちょっと根を詰めすぎたが、かなり良いペースで進んだ。

次期リリースを予定している書体の開発背景とコンセプトをあらためて文章にまとめる。言いたいことではなく、伝えるべきことを分かりやすく書くのはやっぱりむずかしいな。こういうとき、理路を整理してくれるマネージャと、筋金入りのコピーライターがいるのは心強い。

漢字第一水準の手直しがひと通り終わったので、修正を入れる基準を一段上げて再チェック、再ブラッシュアップ。急ぎの対応で和欧混植のサンプルシートに赤を入れる。うちのフォントに何が足りないか具体的な手がかりを得た。

『意識と脳』『脳のなかの天使』に続いて『ミラーニューロンの発見』を読む。観測機器の開発と研究手法の洗練によって、脳内現象と意識にまつわる謎が少しずつ明らかになっている。言語と進化の問題もこれら一連の研究と無関係ではない。

千秋楽を待たず、鶴竜が七場所ぶり三度目の優勝を決めた。相手を引き落としにいく悪い癖がなりをひそめ、出足の良さと差し身の上手さが光った場所だった。めったに土俵で感情を露わにしない力士だけに、勝ち名乗りのあとわずかにのぞいた、誇らしさと嬉しさが入り交じった表情がなんともいえず良かった。

<< BACKNEXT >>