畑の脇に黄色い彼岸花が咲いていた。初めて見た。白い玉簾と黄の玉簾を摘んで父の仏壇に供える。夕方から名古屋学芸大学で書体デザインの講義。
実家の畑で芋掘り。里芋の葉っぱが今まで見たことないくらい貧弱で悲しい。ほかの野菜も今年は軒並み不作だったようだが、安納芋だけは元気よく葉が繁り、掘った芋の出来も悪くなかったのが救い。ミミズは大きく成長しているので土が涸れているわけではなさそう。
名古屋の古本屋を何軒か回って必要な資料を吟味して購入。夕方クラス会に顔を出す。
午後来客。取材の前打ち合わせをおこなう。スライドで簡単に前振り紹介。思ったよりむずかしい種類の対応になりそう。
朝のうちに開発中書体の進捗と見通しについて詳細を確認。議題とは別に、使用頻度の高いストロークにある傾向が見られることが分かった。論理的に考えればその通りなのだが、あらためて指摘されると成るほどという内容。書体開発の過程で、いまだ言語化されたことのない現象があきらかになるところが妙におもしろいのだ。
文字講義の最終回。書体デザインについて1時間半。どれくらい届いただろう。どこか響くところはあっただろうか。
朝から小雨で気温は低め。和文と欧文の仕様に関する打ち合わせ。基本スタンスを伝えたうえで、今回は例外処置でも良いのではと提言。漢字のデザイン確認とフィードバックを二周。
春の花粉症はあまり出なくなったが、そのぶん秋の花粉に弱くなり、きょうはくしゃみ鼻水涙目の症状がけっこうひどい。スケッチするときはティッシュで鼻栓が効果的。
講義の準備を終日。新しい図版をいろいろ作ってみた。スライドの枚数が大幅に増えてしまい、どこを削るか悩ましいところ。
朝から小雨がちで気温も20度台前半。昼は濃厚カルボナーラ。食べ終わる少しまえに熱い珈琲を淹れる。演習とレポートの採点を終えてチョコレートをひとかけ。