担当デザイナー二人とエンジニアと私の4人で開発中漢字の打ち合わせ。三日続けて、異なるデザイナーと異なる書体について対面で検討をおこなう。各工程のしかるべきタイミングで集まれば、重要な点で行き違いが生じる恐れは少ない。オブザーバー的な立ち位置で参加していても、もう大丈夫かなと思うことが増えてきた。
きょう出社したデザイナーが試作した漢字を叩き台に、デザインの方向性について意見交換をおこなう。めざす書体のデザインと開発の合理性をバランスさせることで、より望ましい姿に近づくのが理想的。
プロトタイプ漢字の打ち合わせ。この段階の設計方針のすり合わせはとても大事なので、じっくり意思疎通をおこなう。丸囲み漢字のデザイン確認とフィードバック。丸囲みならではの空間配分に関する留意点を伝える。
経営関連の伝達事項をまとめておく。括弧入り漢字と記号類のデザイン確認およびフィードバック、漢字の試作など。
朝食はトーストにコメダの小倉あん。昼は舞茸と茄子の天ぷらを揚げて、蕎麦とそうめんを茹でる。蕎麦と天ぷらは濃いめのつけ汁で食べ、そうめんはあっさりカツオだしで食べる。夜は酢めしとだし巻き卵を準備して海鮮丼を作る。今回の酢めしはいい塩梅に出来た。
むこう4,5年の書体開発について考える。5年先は近い将来、10年先は少し先の将来という時間感覚。来年のことが気がかりなのはたしかだが、あわてて準備しても良いものはできないし、小手先を労しても益はすくないのがこの仕事。
大雨にて合羽で出社。半袖では肌寒いくらいの気温。開発中書体の進捗確認、デザインのフィードバックと試作など。
室温29度を下回り微風もあって過ごしやすい。『アイデア』誌 403号「書体デザイナー 大曲都市の仕事」に目を通す。思った以上の仕事量だ。指名いただいた鼎談できちんと自分の役割を果たせたか、いささか心もとない。
昨日は猛烈に暑かったが、今日は比較的過ごしやすい。在宅勤務中のデザイナーから送られてきたPDFを見ながら欧文デザインに関する打ち合わせ。わずかな変更ながらも、全体感はあきらかに良くなった。
後期授業開始。筆文字、描き文字のスキャンからフォント化までの手順をていねいに教える。一連の作業に必要な機能がダイアローグから消えていたため、別の方法で問題を回避した。あとでこの問題に関する某フォーラムの回答を見たら「初心者はまず書籍を購入せよ」とアドバイザーが書いていて口あんぐり。